二連のピザ窯製作も最終段階にはいりました!
この石窯の外側の壁は高温で焚いても、ほとんど熱くならないので、建築の外装に使えるものなら、仕上げの装飾は何でも大丈夫です。
今回の仕上げには人造石を貼ります。
選んだ石は横に細長い形をしていて、上手く貼れば美しく積み上げた石垣のようになります。
ポイントは隙間の無いように石を組み合わせること。
しかし、自然石と同じように一つひとつナチュラルな形をしているので、何も決めずに手に取った石を次々に貼って行くとメジ(石と石の隙間)がものすごく開いた仕上げになり、いかにも『壁に貼りつけた・・・(^_^;)』 という感じになります。
あくまで、『積み上げた!』 という感じを出したいのです。
そのためには、実際に貼る前に板の上で一つひとつ、石の位置を決めていく作業をすることが、大切なポイントになります!
この作業には実際に石を貼るよりも時間をかけます。
・・・というより、時間がかかってしまいます。
どうしても合わない場所があれば、グラインダーで形を整えて、調整して並べていきます。
写真を撮ります。
すぐに、A4でプリントアウトします。
活用できるものはどんどん使います。
その写真の石にひとつずつナンバリングをして・・・
さらに、実際の石の裏側にもそのナンバーを記入していきます。
上下も意識して書いていきます。
これで、準備完了です。(^^♪
プリントアウトした、写真とナンバーを見ながら次々と貼って行きます。
迷いなく貼れるので、速いです。
石貼り完了!
友達の大工が来てくれて、石貼りと同時進行で屋根の下地工事も進めてくれていました。
石窯作りとはいえ、この石窯に関して言えば、基礎から始まり、柱、梁、床、そして断熱、壁、屋根と・・・建築そのものです。
屋根の仕上げは、横葺き板金にしますが、その前に、大量の断熱材を投入します。
断熱材はやはり、地元産のパーライトですが、断熱床板などに使ったものとは配合が違います。
しっかり充填しました。
風などに飛ばされないよう、このあと押え板で垂木間をふさぎます。
最後に、断熱床板の周囲を外壁用塗料を”砂骨材用ローラー”で仕上げます。
”砂骨材用ローラー”とは、こんな感じの極荒いスポンジのローラーです。このローラーで仕上げるのがドロドロした外壁用塗料には一番良いようです。
そして・・・
本当の完成です。\(^o^)/
重さ約2トン。
さて、これをどうやって四国まで運んでいこ・・・?(^_^;) ?