前から作りたいと思っていた2連のピザ窯を、頼まれました。
ここ(長野)で製作し、四国まで運ぶ予定です。
2連窯とは二つの窯本体がつながったピザ窯です。
製品のピザ窯としてはたぶん日本で初?
いずれにしても珍しいピザ窯になります。
今回は、自分の工房で製作するのでブログで製作経過を報告出来そうです。
ピザ窯の心臓部のドーム部分の部品です。
2つ分なので作りでがあります。
手前中央の包まれている部品は溶岩で、炉床(ピザを焼く床の部分)になります。
溶岩は蓄熱性があり高温が出ます。また遠赤外線を豊富に出します。
後ろの細かい部品も一度にいくつも作ります。
木製の部品もたくさんあります。
ピザ窯作りなのですが、本業は木造建築なので大工技術がたくさん使われます。
この部品は大引き(オオビキ)という部品の一部です。
年輪の密な綺麗な無節の材料です。
米松ですが、こういう綺麗な材を特にピーラーと呼びます。
全体を支える大梁(オオバリ)と小梁(コバリ)です。
奥の大梁は塗装が完了しています。
方杖(ホウヅエ)を取り付けているところ。 この木製の台は込栓(コミセン)という部品を小槌で打ち込むことで組めるように出来ています。
子供達はこの込栓を打込むのが大好き(^^♪!
でも結構強くたたかないと入って行きません。
込栓を打ち込むことによって材を引き寄せて密着させています。
全体を合体させて木製台の完了です。
中央は金属製になっています。
高温の炉床から伝わる熱に対処するためです。
今後も、製作過程をアップして行きます!