無事に運べました!

結果報告。あの2連窯、なんとか無事に運ぶことができました!!

道中

友人の大工(森田くん)がお伴してくれまして、ほんとに心強かったです。
彼は『一緒に行ってあげる』と以前から言ってくれていましたが、なにしろ今回は初めてのことだらけでほんとにちゃんと運べるか不安もありましたし、直前まで準備することがたくさんあったので、本当に助かりました。


 

前日には自分のユニックで吊り上げ実験も行いました。

やっておいて良かったです。
クレーンのブームが屋根にぶつかって、ワイヤーの吊上げしろが取れず荷台に上がらないことが分かったからです。(^_^;)

愕然としました・・・どうしよう。
翌日に納入する約束は替えられません。

別の吊上げ方を、考えるか?
もっと短いスリングを用意するか?
でもその時間がありません。
仕方がないので、屋根・・・分解しました!(T_T)
二連窯吊上2
それでも、簡単に解決したのですからラッキーです。


 

このほかにも、これだけ重い初のピザ窯で、しかも長距離運ぶにあたっていろいろと慎重に考えました。揺れる荷台でもしっかり保つためには、あれこれピザ窯の気持ちになって想像するしかありません。
プロの運送屋に頼むという手もあるかもしれませんが、限られた予算の中で、現地で据え付けてピザ窯の残りの組立も行うとなれば自分で行くしかありません。

今回、荷台に載せて四国まで運ぶのにこれくらいのことを考えてそれぞれ可能な限り対処しました。

  • まずは信頼できるクレーン付き4トントラックが必要。→大手建機レンタル屋を選定。つまり新車に近いのを貸してくれるし安心感がある。
  • 荷台の積載荷重はもちろん、吊り上げ時の荷物の重さ2トンを想定しクレーンの能力と吊り上げ半径や角度が大丈夫か?→荷物の重さ、大きさを伝えて、建機レンタル屋に聞いて確認。自分でも玉かけを解説したサイトで勉強。
  • 吊り上げる時に梁が曲がってヒビが入らないか?→梁下に添え木を取り付けて、本体梁の1点に荷重が集中しないように対処。
  • 吊り上げるスリングベルトの強度、長さは?→2トンの重さで2本吊りを想定し、ベルト幅75mmを決定、荷物をぐるっと1周させて吊り角度が90度以上にならないように考えてベルト長さ8mを決定。可能な限り安く、信頼できるベルトを探しまくってアマゾンで購入。
  • 持ち上げる支点は?→左右のピザ窯の重心と外周壁の偏りを考えてそれぞれのピザ間の真下より外側に荷重がかかるように吊り上げ治具を設計・製作。
  • 前後の重心はどこにあるのか?→前の方がやや重いので真ん中よりフックがやや前に来るようにベルトのかける位置を調整。
  • 走っている最中に路面から来る凹凸でどうにかならないか?→今回これはどうしようもないので可能な限りゆっくり走り、車間距離を多くとって走ることを友人と確認。
  • カーブなど左右の揺れで、ピザ窯くんの脚がゆがまないか?→ピザ窯の台の脚に前後方向・横方向とも合板を取り付け、補強。
  • 急なブレーキや坂道でピザ窯くんが荷台上で滑らないか?→ゆっくり走る。荷しめを可能な限り沢山付ける。といっても、4か所ベルトをするので、精一杯。
  • 2トン以上もありしかも重心が高いところにあるので、縛っているベルトはそれをしっかり支えてくれるか?→今回のために、荷しめベルト(50mm幅、6m)を新たに一つ追加購入。これにより荷しめが4つ揃う。

二連窯吊上3 二連窯吊上2 二連窯吊上4

 

などなど、考えられるだけのことをイメージし、それに対処しました。
これ以外にも、雨対策、ETCの深夜割引、道順、時間、SAの休憩地点、仮眠をどうするか?などなどいろいろ考えることがありました。

おかげで何事も無く、すべて順調に運ぶことができました。
なによりも森田くんの協力は今思うと、ほんとにほんとに重要で助かりました。


 

ただ今回、一つ失敗したことがあります。
淡路島のサービスエリアで海に反射した朝日が綺麗だったので写真に収めた時その直後、カメラを落としてしまい、壊れてしまいました。(T_T)

淡路島SA朝日

残念なことに納入先で無事おさめた写真が取れなかったことです。

壊れた時の友人曰く
『これで、スマホに変えるチャンスがきたね!』

う~ん・・・、その通りかもしれない。(^_^;)

淡路島SAにて友人

森田くん 淡路島のSAにて

 

カテゴリー: 石窯(ピザ窯), 製作 タグ: パーマリンク

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