【N邸リフォーム前のウッドデッキ】
N邸も屋根の無い丸太(唐松)のウッドデッキがありましたが、17年ほどたち痛みも激しくなってきました。また少々、中途半端な大きさのデッキでした。
今回のリフォームでは、デッキをもう少し有効利用できるようなスペースにすることと、腐りから守ること、デザインをセンスアップすることをテーマにしました。
【N邸リフォーム後のウッドデッキ】
このリフォームでは母屋の切妻屋根を延長し、ティンバーフレーム構造の骨組みとしました。R型のブレイス(方杖)を多用しデザインと強度の向上を考えてあります。
材料の木は米松で、柱は5寸角(15センチ角)です。
リフォーム前は横にあった階段を前方の位置に変更し、階段部分も覆うように屋根を増設しました。またデッキの床面積も前方に半間出し、ちょっとしたアウトドアリビングとしても使えるようにしました。(写真下2枚)
【工事費】
約¥1,440,000
屋根を付けたことで多少暗くなったかも知れませんが、それと引き換えに屋根があるという安心感、周囲の自然とのコントラストも生まれ、かえって落ち着ける空間になったようにも思います。
また、床面積をわずか半間(90㎝)前に出しただけなのですが、椅子を置いてくつろぐことのできるアウトドアリビングとしてのスペースに生まれ変わりました。