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Miyashita Hills の石窯 2011.10

ミヤシタヒルズ入り口の看板長野県長和町のミヤシタヒルズオートキャンプ場は木々や芝の緑がきれいで森の良さと高原の爽やかさをあわせ持つとても素敵なキャンプ場です。リピーターも非常に多く一度行ったらまた来たくなるような所です。今回(2011.10月)石窯SW100LDを管理棟のウッドデッキに据え付けて頂くことになり、組み立てもオーナーと一緒にやらせて頂きました。
管理棟のウッドデッキにSW100LDを設置して頂きました。

■ミヤシタヒルズの石窯の組み立て動画

■ミヤシタヒルズの石窯の組み立て(解説)

炉台をオーナーと組み立て始めました。今回の組み立ては、ミヤシタヒルズのオーナーの宮下さんと一緒に行いました。二人で組み立てるととてもうまくいきます。左の写真は小槌で両方向からタイミングを合わせて叩き、梁のホゾを柱に入れ込んでいるところです。入れ込んだら込栓という木の太い釘のようなものを横から打込みしっかりと固定します。

炉台が完成しました。炉台が完成しました。今回の石窯では、温度計を2種類設置しました(下写真)右側の温度計は従来どおり窯の内部の温度計です。左側は窯本体にどのくらい蓄熱したかを表す蓄熱温度計です。
蓄熱温度計と窯内部温度計

ドームの組み立て開始ドームの組み立て開始(左写真)接続部にはファイバーキャストという耐火パテを付けながら組み立てます。下の写真は組み立て前のドーム部品を並べたところです。ドームの部品

完成したドーム窯 ドーム窯本体が完成しました。この時点で一度慣らし焚きをすると効率よく水分を飛ばすことができます。そうすることでコンクリート臭も早期に抜くことができます。できれば慣らし焚きは最初弱火から始め5日間ぐらい徐々に火力を増しながら行うのが理想です。慣らし焚きをした時に、もし隙間があれば煙が漏れる部分を確認できます。その部分に慣らし焚き完了後に耐火パテを再度塗ります。

外周壁の組み立て次に外周壁を組み立てます。外周壁の部材は窯本体とは違う材料で、断熱性を重視した軽めの素材でできています。部品どうしの接続はコーキングで行います。外周壁が出来上がったら、窯本体と外周壁の間に断熱能力の高い砂を充填していきます。

外周壁と屋根が完成外周壁と屋根が完成しました。各接続部にはさらに外側からコーキングでメジ埋めします。雨の新入防止と石窯全体を一体化して強度を高めるためです。この時使うコーキング材はこのあと石貼りや塗装をして全体を仕上げるために塗装可能なものを選びます。

石貼り作業外装には丸いリバーロックという石を貼りました。貼る前には壁の各面と同じサイズの板を用意して配置を事前に決めることが重要です。これを下の写真のようにデジタルカメラで記録しておき、この画像を確認しながら貼ります。これがポイントです。接着剤は貼る面積だけを直前にコテで塗りつけてくこともコツです。事前に石の配置を同じサイズの板の上で決める

完成した石窯ミヤシタヒルズの石窯が完成しました。この石窯ではいくつか改良されたところがあります。炉床の断熱性を高めたことと蓄熱温度計を導入したことです。

キャンプ場でこの石窯が楽しい時間と美味しい料理と多くの人の交流に役立つことを願います。

ミヤシタヒルズのホームページです。
http://www.miyashitahills.jp/